悲しみにさよなら 

ソウル国立博物館の仏像つれづれ

こんにちは~。ワンオペ母です。

いやはや、光陰矢の如し。

娘が留学して3年目。その間に娘は成人式を終え、私の還暦も過ぎました😿

そしてこの5月、還暦祝いにと娘がバイト代で買ってくれたチケットでまたソウルへ行ってきました!
寒くもなく暑くもなくお天気もよく、爽やかなソウルを満喫することができました✨

今回は娘が路線バスアプリを使って、ロスタイムなしでさっと移動できたのがよかったです。

目的地をピン止めすると、3分歩いた先にあるバス停に5分後にやってくるバスに乗れ。〇〇バス停で乗り換えれば〇〇番のバスが来るから乗れ。みたいな案内が出ます。
地図上で現在地や近づいてくるバスがわかって非常に便利。

バスは最初に200円くらい払えば乗り換えしても追加料金なし。
地下鉄では見れない街の景色も楽しめて最高です。

ただしバスの運転は想像以上に荒かった。。
バス専用道路充実しているのだけど、そのおかげでがんがん飛ばせます。

街なかにはものすごい数のバスが走っていて、まるでバスのレースなのかと思うほどの飛ばしっぷり💦

座席は日本と違って金属かプラスチックでできているので、ブレーキがふまれるたびにツルツルすべりました。

そして降りるときは出口近くで待機し、着いたら即座に降りるのがマナーっぽい。
パリパリ。
あの揺れの中を転げることもなく、みんな達人の域。

街なかで交通事故の現場を見なかったし、そういうものなのかな・・?



ホテルを東大門にとったので、まずは広域市場でおでんとホットグを歩き食い。
土曜日だったのでものすごい人で活気がありました。
けどおでん1本300円は高いなぁ。

そして歩いてデザインプラザ
ザッハハディドの設計。
金属なのにまるで巨大な生き物みたいで迫力ありました。

東京の国立競技場はもとはハディドの設計だったけど猛反対に合って、隈研吾設計の今の建物になった。



そこからすぐの東大門をみて、城壁沿いに上まであがり、夕日に輝く東大門の街を見下ろしながら娘とたわいもない話をしました。

ひさしびぶりに元気な姿が見れてうれしかった✨

気持ち良い風に吹かれて、周りにいるカップルや家族連れもみんな幸せそうでした。




そして歩いてタッカンマリ通りへ。

どこも大混雑だったけどなんとかタイミングよく人気のお店に入れました。

ふうふう言いながら、自分で調合したタレで食べるのが楽しい。
マッコリ400円を頼んだら大きなボトルがどんと出てきてびっくり。

そこでは腕っぷしの強そうな年配の女性たちが精力的に働いていて、韓国のオンマは頼もしくて強いな、わたしも負けていられないな、と心を強くしました。

重たい鍋を運んだり、満席のあちこちから入る注文を的確にさばいたり、食べ方の説明をしたり、とにかくたくましかった。



翌日は娘いちおしのユッケビビンバを食べに。
Woogaというミシュランで星をとったお店で、このためにわざわざ江南まで行きました。

わたしはどやどやした昔ながらのお店が好きだけど、ここは新しいおしゃれなビルに入ってました。
提供の仕方もおしゃれで、生の上質なお肉がとてもおいしかったです。

デザートに今流行っているというヨーグルトのソフトクリームが出たのですが濃厚なのにさっぱり。
これまたおいしかったです。

ボリュームもあってこれで1600円。
安い!
わざわざ行く価値ありでした。




そこから歩いて漢江へ出てバスで国立中央博物館へ。
今回一番行きたかったところ。

建物の入り口が風景を切り取る額縁のようになっています。
アジア最大級。
だけど無料です。ありがとう。



展示物のどれも見ごたえがあったけど、一番印象に残ったのは国宝「聖徳大王神鐘」
別名エミレの鐘。

現在は文化財保護のために打鐘は中止されているそうで、でも録音された原音とデジタル映像で神秘的なこの鐘の音を体感できるお部屋があります。

これってBTSのアルバムアリランの中に入っていたNo.29かなと思ったらやはりそうでした。
でもよほど良いスピーカーがないとこの感覚は体験できなさそう。

鐘の音が鳴るとまず心臓にずどーんと強い衝撃が来て、座っているおしりから全身がびりびりしました。

音に包まれるうちに鳥肌がたってきて、音が消えた後は放心状態に。

説明によると、この鐘の特徴は「うなり」

一度鳴らすと音が強くなったり弱くなったりを繰り返しながら1分以上も波のように余韻が続く。

鐘の形状がわずかに非対称であるため、微妙に異なる2つの周波数の音が重なりあって生まれる現象。
統一新羅時代の771年に完成。

エミレの伝説というのがあるそうで、それを知ったら別の意味で鳥肌がたちました。。

とにかく昔の人々の技術と英知に感服。
畏怖の念がおきました。



今の大統領がトランプさんにこのレプリカをあげていた、黄金の王冠↑。

3時間くらいいたと思うけどぜんぜん足りない。
丸一日かけてゆっくりみたい博物館です。



そこからバスで龍山の韓屋カフェへ。


娘が学校の課題用に韓屋の屋根の撮影をしたいというので行きました。

このエリアには古い韓屋を利用した素敵なカフェが集まっていました。
通りの反対側にはHYBEやLGなどの高層ビルが立ち並んでいてその対比が素敵です。

このカフェは古い路地の奥にあって、半分岩に埋まったような不思議なつくり。
美大卒の店主がつくったインテリアだそうです。
低いカウンターとテーブル席のとても落ち着く空間でした。

日曜日ということもあってカップルでいっぱい。

お酒を飲みたかったけど昼間はあくまでもドリップコーヒーのお店のようなので抹茶ラテを頼みました。
本格的な抹茶を使っていてほろ苦くおいしかったです。

そして心地よくのんびりしていたらいきなり流れてきた!


安全地帯の悲しみにさよなら

えっ?安全地帯?

と、とまどいつつもフルコーラス口ずさんでいました。
若いころに聴いた曲って体が覚えてます。

娘はなになに?って感じでキョロキョロしてました。

すっかり慣れた様子の娘でしたが、この瞬間だけは異邦人であるわたしと立場が逆転。

お店の人はすましているし、まるでこの曲が私とお店の人との秘密の暗号みたいでわくわくしました。

この曲が流行ったのは80年代。
私は19歳だった。

アメリカ留学を目指してバイトに励んでいた。
アメリカやヨーロッパにあこがれて、韓国など正確な場所や大きさもよくわかっていなかった。
背中を向けて太平洋の向こうばかりを見ていた。


曲が時間を一気に巻き戻して19歳のわたし。
目の前の21歳の娘。
韓国というアジアの異国。
時空が一瞬ねじれたような不思議な感覚に陥りました。

そのあとも80年代っぽい日本のポップスが流れていた。
わたしら世代と韓国の若者世代は絶対気が合うと思う。

80年代カルチャーバンザイ!

時間旅行ができるこの素敵なカフェはこちら↓
AllD’se — 올딧세


こうしてグルメとアートの2泊3日の韓国旅行はあっというまに幕を閉じました。

忙しいのに添乗員のようにつきあってくれてありがとう。
守ってあげなきゃいけない存在。
それがだいぶ前から逆転していたことに気づいていたよ。

3年生になった今は韓国or日本での就職活動に邁進してる。

わたしに手伝えることはもうほとんどない。
ただ静かにすべてに感謝をして見守るだけ。
ありがとう。
ぜんぶ。



ありがとう。


ぜんぶ。


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