悲しみにさよなら Good-bye to Sadness

ソウル国立博物館の仏像つれづれ

こんにちは~。ワンオペ母です。

いやはや、光陰矢の如し。

娘が留学して3年目。その間に娘は成人式を終え、私の還暦も過ぎました😿

そしてこの5月に、還暦祝いにと娘がバイト代で買ってくれたチケットでまたソウルへ行ってきました!
寒くもなく暑くもなくお天気もよく、爽やかなソウルを満喫することができました✨

今回は娘が路線バスアプリを駆使し、一度タクシーに乗った以外はすべてバスで移動したので、ロスタイムなしでさっと移動できたのがよかったです。

バスは最初に200円くらい払えば乗り換えしても追加料金なし。
地下鉄では見れない街の景色も楽しめて最高です。

ただしバスの運転は想像以上に荒かったです。
道は広く、バス専用道路もあるのでがんがん飛ばせます。
そして町中バスだらけ。
バスのレースなのかと思うほどの常軌を逸した飛ばしっぷり💦

テロっとしたパンツを履いていたので、ブレーキがふまれるたびにずり落ちそうになりました。

そして降りるときは出口近くで待機をし、着いたらすぐに降りるというのが常識っぽい。
振り飛ばされないようみんな真剣な表情で挑んでいました。


東大門にホテルをとったので、まずは広域市場でおでんとホットグを歩き食い。
土曜日だったのでものすごい人で活気がありました。

そして歩いてデザインプラザ
ザッハハディドの設計。まるで巨大な生き物みたいで迫力ありました。
設計はともかく実際に工事した人。すごい。。



そこからすぐの東大門をみて、城壁沿いに上まであがり、夕日に輝く東大門の街を見下ろしながら娘とたわいもない話をしました。

元気な姿が見れてうれしかった✨

気持ち良い風に吹かれて、周りにいるカップルや家族連れもみんな幸せそうでした。




そして歩いてタッカンマリ通りへ。

どこもいっぱいだったけどなんとかタイミングよく人気のお店に入れました。

ふうふう言いながら、自分で調合したタレで食べるのが楽しい。
マッコリ400円を頼んだら大きなボトルがどんと出てきてびっくり。

そこでは腕っぷしの強そうな年配の女性が精力的に働いていて、韓国のオンマは頼もしくて強いな、わたしも負けていられないなと勇気づけられました。

重たい鍋を運んだり、満席のあちこちから入る注文を的確にさばいたり、食べ方の説明をしたり、とにかくたくましかったです。



翌日は娘いちおしのユッケビビンバを食べに。
Woogaというミシュランで星をとったお店。
このためにわざわざ江南まで行きました。

わたしはどやどやした昔ながらのお店が好きだけど、ここは新しいおしゃれなビルに入っていました。
提供の仕方もおしゃれで、臭みのない生の上質なお肉がとてもおいしかったです。

デザートに今流行っているというヨーグルトのソフトクリームが出たのですがミルキーでこれまたおいしかった。

これで1600円。
安い!
わざわざ行く価値ありです。




そこから歩いて漢江へ出てバスで国立中央博物館へ。
今回一番行きたかったところ。

建物の入り口が風景を切り取る額縁のようになっています。
アジア最大級。
だけど無料です。ありがとう。



展示物のどれも見ごたえがあったけど、一番印象に残ったのは国宝「聖徳大王神鐘」
別名エミレの鐘。

現在は文化財保護のために打鐘は中止されているそうですが、録音された原音とデジタル映像でこの神秘的な音を体感できるお部屋があります。

これってBTSのアルバムアリランの中に入っていたNo.29かなと思ったらやはりそうでした。
でもアルバムではこの感覚は体験できなかった。

鐘の音が鳴るとまず心臓にずどーんと強い衝撃が来て、座っているおしりと全身がびりびりしました。

音に包まれるうちに鳥肌がたってきて、音が消えた後は放心状態になりました。

説明によると、この鐘の特徴は「うなり」。

一度鳴らすと音が強くなったり弱くなったりを繰り返しながら1分以上も波のようにゆらぐ余韻が続く。

鐘の形状がわずかに非対称であるため、微妙に異なる2つの周波数の音が重なりあって生まれる現象。
統一新羅時代の771年に完成。

エミレの伝説というのがあるそうで、それを知ったら別の意味で鳥肌がたちました。。

とにかく昔の人々の技術と英知に感服。
畏怖の念がおきました。



今の大統領がトランプさんにレプリカをあげていた黄金の王冠↑。

3時間くらいいたと思うけどぜんぜん足りない。
丸一日かけてゆっくりみたい博物館です。


そこからバスで龍山の韓屋カフェへ。


娘が学校の課題用に韓屋の屋根の撮影をするというので行きました。

このエリアには古い韓屋を利用した素敵なカフェが集まっていました。
通りの反対側にはHYBEやLGなどの高層ビルが立ち並んでいてその対比が素敵です。

このカフェは半分岩に埋まったような不思議なつくり。
美大卒の店主がつくったインテリアだそうです。
低いカウンターとテーブル席のとても落ち着く空間でした。

日曜日ということもあってカップルでいっぱい。

お酒を飲みたかったけど昼間はあくまでもドリップコーヒーのお店のようなので抹茶ラテを頼みました。
本格的な抹茶を使っていてほろ苦くおいしかったです。

そして心地よくのんびりしていたらいきなり流れてきた!


安全地帯の悲しみにさよなら

えっ?安全地帯?

と、とまどいつつもフルコーラス口ずさんでいました。
若いころに聴いた曲って体が覚えてます。

娘はなになに?って感じでキョロキョロしてました。

すっかり慣れた様子の娘でしたが、この瞬間だけは異邦人であるわたしと立場が逆転。

お店の人はすましているし、まるでこの曲が私とお店の人との間の秘密の暗号みたいでわくわくしました。

この曲が流行ったのは80年代。
私は19歳だった。

アメリカ留学を目指してバイトに励んでいた。
アメリカやヨーロッパにあこがれて、韓国など正確な場所や大きさもよくわかっていなかった。
背中を向けて太平洋の向こうばかりを見ていた。


曲が時間を一気に巻き戻して19歳のわたし。
目の前の21歳の娘。
韓国というアジアの異国。
時空が一瞬ねじれたような不思議な感覚に陥りました。

そのあとも80年代っぽい日本のポップスが流れていた。
わたしら世代と韓国の若者世代は絶対気が合うと思う。

80年代カルチャーバンザイ!

時間旅行ができるこの素敵なカフェはこちら↓
AllD’se — 올딧세


こうしてグルメとアートの2泊3日の韓国旅行は幕を閉じました。

忙しいのに添乗員のようにつきあってくれてありがとう。
守ってあげなきゃいけない存在。
それがだいぶ前から逆転していたことに気づいていたよ。

3年生になった今は韓国or日本での就職活動に邁進してる。

わたしに手伝えることはもうほとんどない。
ただ静かにすべてに感謝をして見守るだけ。
ありがとう。
ぜんぶ。
ありがとう。
ぜんぶ。

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