雨の旅立ち、そして【韓国留学サポート】

飛び立つ飛行機韓国留学

こんにちは~。
絶賛留学サポート中のワンオペ母です。

この日曜日、小雨の降る物哀しい灰色の空を娘は旅立っていきました。

南ウイングは滑走路と展望台が平行につくられていて、左から加速をつけて滑走してくる飛行機が右側へ飛び立っていくところが、飛行機好きにはたまらない、ザ・空港という感じで大好きです。

11時ころはちょうどラッシュの時間みたいで、次から次へと順番に、色とりどりの飛行機が飛び立ってゆくさまは圧巻でした。

空港といえば忘れられない思い出があります。
かれこれ30数年前、社会人1年目です。
旅行代理店で働いていて、お客さんのパスポートを届けるのを待ってもらうために、飛行機を30分遅らせてしまったことがあります。

あれはシドニー行きの最終便でした。

スカイライナーの車内電話(当然スマホなし)から空港の出発カウンターに何度も電話をし、今向かっています!今スカイライナーです!あと10分待ってください!などと半泣きで嘆願し、飛行機を引き留めました。

それがその日の最終便だったようで、空港に入ると電気はついていたけれど無人でがらんとしていて。
慣れないパンプスを履いていた私は入口で思いっきりこけました。
スコーンと響き渡った音とまぶしい天井の照明を今でも忘れません。

それでも起き上がって走り続け、エスカレータ下の出国手続きの前で両手を振っているお客さんにパスポートを投げました。フリスビーみたいに。(間に合った~。。😿)

まもなく飛行機はドッキングの搭乗口をはずし、青や黄色に点滅する美しい滑走路を抜けて夜の空に飛び立ってゆきました。

パスポートはご自宅に送っていたのですが、お客さんは空港で受けとれるものと勘違いしていて、それに気づいたのが出発の2時間前。
結局大家さんが受け取っていたみたいで、私はその大家さんの家にパスポートを受け取りに行き、そこから空港に向かったのです。
出発2時間前集合というのはまさにこのようなときに役立ちます。。(今は待ってくれないかな~。。)

一週間後、お客さんは何事もなかったかのように、楽しかったで~す!と電話をくれました。
やれやれ。。

バブル真っ只中のあの頃。
円が急速に高くなり、それまで海外旅行に行ったことのないような人たちがどんどん行きだしてうなぎのぼりだった時代。
まさに狂乱の時代。

旅行会社時代のエピソードは、書き出したらきりがないくらいたくさんあります。
沖縄基地不時着事件とか、赤ちゃんだけビザなし事件とか、、。
週2日くらいオフィスに泊まり込みなんていうのもざらでした。


ともかく娘は出発しました。

ふだんめったに泣かない娘が出国審査に行く直前に大泣きしました。

泣くと思った私は泣かなかった。
なぜならワンオペ母の金銭的サポートはまさにこれからが本番だからです。

泣いている余裕なし。
働いて稼がねば即留学中止。

だけどこれから毎日、あんなに騒がしかった娘が急にいなくなって私はいったいどうなってしまうんだろう・・。さみしくて死んでしまうかも。。


ところが・・・

毎日鬼のようにライン電話がかかってきます!!

むしろいろんな相談に乗って忙し~い!
まるで我が家の薄い壁一枚挟んだ隣の部屋にいるかのようです。。

どうやら娘のキャンパスの寮の一年生に日本人が他にいないらしく(!)、さらに同室のアメリカ人と台湾人は韓国語がぜんぜんできないと。

というのもグローバル学科というのがあってこちらは主に中国語と英語で授業が行われるそうで。
だからあまり韓国語は学ばなくてもよさそうなんです。
韓国に行きたい中国人。そして留学生をたくさん呼びたい大学・・・というところなのでしょうか。。

どうやら韓国人と留学生は別々に部屋割りされるみたいで、韓国人と同室になれるかもと思っていた娘の期待はあっさりと裏切られ。(このしばらく後、交渉して韓国人学生と同じ部屋にかえてもらいました。)

そのうえ、エアコンつけっぱなしで暑くてアトピーが出て眠れない!と。

風が直接あたるのでエアコンを消すか、風の当たらない2段ベッドの下にしてもらいたいのですが、どちらも聞き入れてはもらえないらしく、疲れ、言葉が通じない(娘は英語があまりできない。。)、かゆみ、寝不足で大パニックです。

娘は私と正反対の性格で神経が丸太でできているのではないかと思うくらい太く、場所見知り人見知りもほとんどありません。
自分でも新しい環境が得意と言っているくらい。

なので、あんなにテンパってる娘は初めてです。
トイレットペーパーがない!
シャワーのカーテンがあってないようなもので丸見えだ!
韓国語が通じない!

とにかくかゆくて眠れないのは勉強どころか、体を壊してしまうので心配です。。

結局、寮の事務室や国際交流チームに相談して、寮にいる日本人の大学院の先輩を紹介してもらえることになって少し安心したのと、ひと眠りしたら落ち着いたみたいで、とりあえずベッドの横に段ボールで風よけを作って取り付けたとのこと。

学食にもありつけて、アメリカ人の同室生と無言で夕飯を食べたそう。笑。

おなかが満たされ、翌日にはアトピーも少しおさまり、だいぶ復活。

バスで1時間のソウルの街に、春休みで渡韓している友達に会いに遊びに出かけていきました。

やれやれ。。

このあと留学生オリエンテーションがあって、来週には韓国人学生が入ってきます。

娘の学科には新入学の留学生は娘を含めて2人(もう一人はロシア人)しかいないようなので、不安もあるでしょうが、韓国語は上達しそうです。

友達たくさんできるといいね~。
ファイティーン✨!

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